【天龍村】なかや農園・中井侍銘茶の緑茶&紅茶!絶景を望む秘境の茶畑で極上のお茶を味わう!

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こんにちは!ナガノスペースです

いつもブログを見てくれてありがとうございます♪

今回は中井侍銘茶・紅茶のなかや農園をご紹介します♪

「秘境の茶畑」でしか作ることのできない、極上のお茶である中井侍銘茶。

8月28日に開催されるいなまち朝マルシェや、伊那市にある西町ガレージなどでも手に入るそうなので、今のうちに要チェックです!

なかや農園 ご紹介

中井侍銘茶・紅茶 なかや農園

天龍村に到着

やってきたのは長野県南端にある天龍村。愛知県と静岡県の県境に位置しています。

伊那市から車で2時間ほどかけて天龍村の平岡駅周辺に到着。飯田市を抜けると、山沿いの高低差が大きい道を走ります。

いつからか、あたりどこにも信号がない!!

天龍村の面積の9割が森林で覆われているそう。

村名に「てんりゅう」の名がつくだけあって、潤沢な川や沢に沿って人々が暮らしを紡いでいます。

諏訪湖を源流とする天竜川は、この天龍村を通り抜け、言わずと知れたお茶の名産地、静岡県・天竜市へと続いています。

駅の通りから一本入ると、天竜川や山々が望めます。山に囲まれていますが、不思議と圧迫感や閉鎖感はありません。

よく考えたら、私がたっているこの場所もかなり標高が高いのでは??ここに住んでいたら、足腰が自然に鍛えられるだろうなぁ・・・。

運動不足のナガノスペースは飲み物を買いに少し歩いただけで息が切れました。標高も高いので、酸素も薄いのかなぁ…?

中井侍銘茶が生まれる、中井侍地区

今日ご案内してくださったのは、なかや農園の篠田さん。「二代目七郎平(しちろべえ)」として中井侍の茶畑でお茶作りを担っています。地主:羽田野七郎平さんの茶畑を継承したため、七郎平の屋号を掲げているそうです。

平岡駅で合流し、そこからさらに山道を進んだ先に、中井侍という茶産地があります。

天龍村の地域おこし協力隊でもある篠田さんの軽トラはお茶色!

山道に苦戦するナガノスペースを先導してくれました。山道…というよりも、山や自然に寄り添う形で生活道路が敷かれていました。自然と共存するとはこのことだなぁと感じました!

篠田さん
篠田さん

景色がきれいなところがあるので、そこもご案内出来たらと思います!

篠田さんにご案内していただいて着いたのは、中井侍駅そばの絶景スポット!

ものすごい高低差!

左右にうねった道に沿って茶畑は「七まがり」というそう。

眼下には天竜川を望む絶景の茶畑で、なんと高低差365m、平均斜度は27度!転んだら谷間まで転げ落ちてしまいそうなほどの急坂でした。そのおかげもあって、山・空・川が絵に描いたように広々と広がっています。

いつまでもぼーっと眺めていたい景色です。

悠久にこのままであってほしいなぁ…。

生垣のように足元に広がるのは茶畑。家々のまわりに自然にそこにあります。なじみのない光景に、ついつい見入ってしまいました。

この日は雨が降りしきった豪雨の翌日。天竜川の水位がかなり高く、水も濁っていました。これがまた大迫力で山や自然のパワーを感じました。

朝は朝霧が立ち昇ったり、雨上がりはきりがかかって幻想的な風景が望めるとか。

中井侍銘茶・二代目七郎平の畑に到着

秘境の茶畑

中井侍駅に続くうねうね曲がりくねった道をなんとか運転し、篠田さんの茶畑につきました。

豪雨の翌日で水量がとても多かったです

ここはもともと「一代目七郎平」である、羽田野七郎平さんの茶畑であり、篠田さんが後を継いだことで「二代目七郎平」として活躍されています。

お茶の畝と畝の間は枯れた茶葉が敷き詰めてあり、ふっかふか

農薬に頼らず、化学肥料をつかっていない茶畑は、日本の原風景をみた感覚になりました。

茶畑といえば太陽が十分に当たる切り開かれた広い農園にあるイメージがありました。

そういった日照時間が長い地域で育つ茶葉は渋いので、蒸し時間を長くして甘みを出すために「深蒸し」の製法が用いられるそう。

中井侍銘茶は日照時間が短いので薄い茶葉になり、「浅蒸し」の製法でも甘いお茶が出来上がるようです。

お茶摘み

300年ほど前から在来のお茶の木が存在していたこの地で、「中井侍銘茶」という産業としてお茶づくりが始まったのは50年ほど前。

篠田さん
篠田さん

一芯三葉っていうんです

茶摘みの時には、1つの芯に対して3枚の葉がつくように収穫するとのこと。ナガノスペースも茶畑を観察しましたが、きれいでやわらかい3枚の葉がついたところを見つけるのってかなり難しい!

新芽って生命力に溢れていて、ほんとにきれい!ぴかぴかつやつやの効果音が聞こえるくらい

農薬や化学肥料にほとんど頼らず、草むしりや整枝作業、お茶摘みまで手作業で行われるそう。

お茶摘みの時期は、知り合いの手も借りながら集中的に行うそう。

中井侍銘茶にするのは一番茶だけ。なかや農園では、2番茶は発酵させて紅茶にするとのことですが…

緑茶と紅茶が同じ茶葉からできているの!?

それぞれの住居の脇に庭や家庭菜園というように茶畑があり、自然に溶け合うようなお茶作りの営みがあります。摘んだお茶を生計の一部にする人から、親戚や友人に送る人、自分で飲む分を確保する人まで、お茶を摘む理由や規模はさまざま。

中井侍銘茶を味わう!お茶の時間

篠田さん
篠田さん

じゃあ、お茶を飲みましょうか

篠田さんが手作りしたという本格的なツリーハウスでお茶タイム!

農薬、化学肥料は一切使用せず、春に芽吹く一番茶のみを収穫し製茶した貴重なお茶をいただけることに。

ゆずの大木が太陽光を遮り、木漏れ日が心地よいです。爽やかな湿度で過ごしやすい。

中井侍独自の「浅蒸し製法」で製茶されています。

淹れたお茶の色は淡い若菜色。透明感のある優しい黄緑色です。

茶葉が柔らかいので、出がらしも食べられるとか。浅蒸しの製法で作られたお茶は、粉っぽくならずボロボロになりません。

茶葉を見せていただくと、ほうれんそうのように青々としています。おゆをかけると、生の茶葉に戻ったようでした。花がひらくようにフワリと元の茶葉の形に戻り、加工したとは思えない生の茶葉のようです。ぽんずやしょうゆをかけて食べるのがおすすめだとか。

お茶は、柔らかな香りとトロリとしたまろやかな口当たり。特徴的な渋みは、甘みに変わって余韻がいつまでも口の中にいつまでも残る味わい。

飲みやすいさっぱりとした味わいなので、ゴクゴク飲んでしまいました。

お言葉に甘えて、しっかり2煎目もいただきました。これは、先ほどよりも香りが際立ってシャープな味わい!!

篠田さん
篠田さん

2煎目のほうが好きな方もいらっしゃいますね

2番茶を発酵させて作った紅茶は、えぐみ、しぶみのない味わい。すっきりとしているので、アイスティーはもちろん、はちみつやゆず、レモンと合わせたり、フルーツティーにしてもおいしんだとか!

篠田さんはゆず育てていて、秋ごろにはたっぷり収穫できるそう。

緑茶は、お食事や和菓子とのペアリングがおすすめとのこと。篠田さんも柚子を卸しているという、天龍村の「ゆずすけ」に立ち寄り、紅茶菓子をお土産に購入して岐路に着きました。

もっと長野県のことを知りたいな!

独特の渋みと甘みの余韻が続く贅沢な味わいの中井侍銘茶をご紹介しました。お茶摘みツアーなども敢行しているそうなので、詳しくは篠田さんのInstagram等をチェックしてみてくださいね!

次回の投稿もお楽しみに♪

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